はじめに

「費用を抑えたいから、できれば自分で相続手続きを進めたい」という方は多いと思います。

結論から言うと、相続手続きの多くは、ご自身で進めることができます

まずは自分でできる範囲を整理した上で、実際にやるとどうなるか、そしてどんな場合に専門家が必要になるかをお伝えします。

「自分でできるところは自分で、難しいところだけ任せる」——その線引きの参考にしてください。

自分でできる手続き

STEP 1自分でできる手続き

次のような手続きは、ご自身で進めることができます。

📋 自分で進められる主な手続き
戸籍の収集・相続人の確定
財産調査(預貯金・不動産・株式等の確認)
銀行口座の解約・払い戻し手続き
遺産分割協議(相続人間での話し合い)
特に、相続人が少なく、財産が預貯金中心で、相続人同士で揉めていないシンプルなケースなら、時間をかければご自身で十分に進められます。

自分でやると実際どうなるか

STEP 2自分でやると、実際どうなるか

できるとはいえ、実際に進めると「思ったより手間がかかった」という声が多いのも事実です。あらかじめ知っておきたい点を挙げます。

① 戸籍収集に数週間かかることがある
出生から死亡までの戸籍は複数の市区町村にまたがることが多く、本籍地が変わっているたびに別の役所へ郵送請求を繰り返すことになります。古い戸籍が届いても、記載が読み解けずに手が止まることもあります。
② 遺産分割協議書には決まった「作法」がある
財産の書き方や相続人の記載、署名・押印のそろえ方には、金融機関や法務局ごとに決まった形式があります。これを満たさないと窓口で受け付けてもらえず、差し戻されるたびに相続人全員へ書類を回し直すことになります。「自分で作って持っていったら受け付けてもらえなかった」というご相談は実際によくあります。
③ 全体で数か月かかることが多い
シンプルなケースでも、戸籍収集から銀行手続き完了まで3〜6か月ほどかかることが多く、相続人が多い・金融機関が複数あるとさらに長くなります。その間、書類の準備や窓口対応が続きます。仕事をしながら平日に動くのは、思いのほか負担になります。

自分で進めやすいケース・専門家に頼むべきケース

STEP 3自分で進めやすいケース・専門家に頼むべきケース

では、自分でできるケースと、専門家に頼んだほうがいいケースは、どう見分ければいいのでしょうか。ざっくりした目安ですが、次のどちらに近いかで考えてみてください。ご自身の状況を思い浮かべながら見ていただくと分かりやすいと思います。

✅ 自分でも進めやすい
相続人が少ない(配偶者と成人の子のみ等)
財産が預貯金のみでシンプル
不動産がない
相続人同士で揉めていない
時間に余裕がある
⚠ 専門家に相談すべき
相続人が多い・関係が複雑・未成年者が含まれる
不動産がある(登記義務化あり)
相続税が発生する可能性
相続人間でトラブルがある
借金がある・相続放棄を検討
手続きに時間をかけられない

専門家ごとの業務範囲

STEP 4専門家ごとの業務範囲
📋 行政書士(当事務所)
遺産分割協議書の作成
相続関係説明図の作成・戸籍収集支援
各種相続書類の整理・金融機関手続きのサポート
📋 司法書士
不動産の相続登記(2024年4月より義務化・3年以内)
相続放棄・限定承認の申立書作成
📋 税理士
相続税の申告・納税
準確定申告
⚠ 相続登記の義務化に注意

2024年4月1日より、相続による不動産の取得を知った日から3年以内の登記申請が義務付けられました。正当な理由なく怠った場合は10万円以下の過料の対象となります。

まとめ

まとめ

相続手続きは、その多くをご自身で進めることができます。一方で、次のような場合は専門家に相談したほうが安心です。

⚠ 専門家に相談したほうがよいケース
相続人が多い・関係が複雑・未成年者が含まれる
不動産がある(登記義務化あり)
相続税が発生する可能性
相続人間でトラブルがある
借金がある・相続放棄を検討している
手続きに時間をかけられない
これらに当てはまる場合でも、すべてを一つの事務所が行うわけではありません。
登記は司法書士、相続税は税理士、争いごとは弁護士と、担当する専門家が分かれます。
当事務所は書類・戸籍まわりを担当しながら、必要な専門家へおつなぎする窓口としてご利用いただけます。「自分はどこに頼めばいいのか」という整理から、お手伝いします。

まずは、ご自身がどちらに当てはまりそうかを確認することから始めてみてください。

「全部自分でやる」か「全部任せる」かの、どちらかである必要はありません。

ご自身で進められるところは進めて、難しいところだけお任せいただければ十分です。

また、不動産があれば司法書士、相続税がかかれば税理士と、どこかで専門家が必要になる相続は少なくありません。そうした場合、その都度ばらばらに頼むよりも、窓口をまとめてご依頼いただいたほうが、全体の費用を抑えやすくなります。料金の目安はこちらのページでご確認いただけます。

どこまでご自身でできて、どこからお任せいただくか——その線引きから、一緒に考えます。

まずはお気軽にご相談ください。

行政書士髙橋 大輔

当事務所でできること

当事務所でできること

「自分でやろうとしたけど途中で詰まってしまった」という方もよくいらっしゃいます。

こんな状況になっていませんか?

戸籍を集め始めたが、どこまで集めれば揃ったのかわからない
遺産分割協議書を作ったが、これで合っているか自信がない
銀行に書類を持っていったら受け付けてもらえず、何が不足しているかわからない

「どこまで自分でできるか」の判断も含めてご相談いただけます。途中から引き継ぐことも可能です。当事務所は書類・戸籍まわりを担当し、登記が必要なら司法書士、相続税がかかれば税理士へと、適切な専門家へおつなぎする窓口になります。

🏛 行政書士(当事務所)
遺産分割協議書の作成
相続関係説明図の作成
各種相続書類の収集・整理
遺言書作成のサポート
⚖ 司法書士(ご紹介)
不動産の相続登記
(2024年4月より義務化)
相続放棄・限定承認の
申立書作成
📊 税理士(ご紹介)
相続税の申告・納税手続き
準確定申告

三重県鈴鹿市の行政書士事務所

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【免責事項】
本記事は一般的な情報提供を目的としており、法的助言を提供するものではありません。個別の事情により手続きや結果が異なる場合がありますので、具体的なご相談は専門家にお問い合わせください。

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