はじめに
「津市で公正証書遺言を作りたい。どこに行けば作れるの?必要なものは?」
——終活の一環として遺言書の作成を検討する方が増えています。
県庁所在地である津市内には津合同公証役場があり、地元で遺言公正証書を作成できます。
近鉄津新町駅から徒歩約10分の場所に位置しており、津市内はもちろん、周辺地域(安濃町・芸濃町・美里町・一志町・久居など)からもアクセスしやすい立地です。
この記事では、津合同公証役場の詳細情報、公正証書遺言の必要書類・費用・手続きの流れ、自分で進めるか専門家に頼むかの判断基準まで解説します。
📋 この記事でわかること
・公正証書遺言という選択が支持される理由
・津合同公証役場の場所・電話・アクセス・駐車場・予約方法
・当日までに準備しておきたい書類
・財産規模ごとの費用の目安
・専門家に依頼すると何が変わるのか
公正証書遺言が選ばれる理由
「せっかく遺言を作るなら、確実に効力を残したい」——ご相談に来られる方の多くが、そうおっしゃいます。遺言には3つの方式がありますが、その中で公正証書遺言が選ばれるのは、次のような理由があるからです。
1
法律のプロが関与するから無効リスクが極めて低い
公証人(裁判官・検察官などを経た法律家)が内容と形式の両方をチェックしながら作成します。自筆証書遺言では「日付の書き方が曖昧」「押印漏れ」といった形式不備で無効になるケースが少なくありませんが、公正証書遺言ではそうしたリスクをほぼ排除できます。
2
ご家族の負担になる検認手続きが必要ない
自筆証書遺言(法務局保管制度を使った場合を除く)は、相続が発生したあと、家庭裁判所での検認手続きを経なければ使えません。公正証書遺言なら検認を経ずに名義変更や預金解約に着手できるため、残されたご家族の手続き負担が大きく軽減されます。
3
原本を公的機関が安全に保管してくれる
作成された遺言公正証書の原本は、作成した公証役場が保管します。ご自宅で保管する必要がないため、紛失・火災・盗難・特定の家族による隠匿などのリスクから完全に守られます。遺言者ご自身は謄本(写し)を受け取って手元に保管します。
△
一方で、費用と準備の手間はかかる
公証人への手数料が発生し、立ち会う証人を2名手配する必要があります。証人になれない人の制限もあるため、ご家族に頼めないケースも少なくありません。書類収集や証人の手配を行政書士に依頼することで、これらの負担を大きく減らすことができます。
2026.04.17
はじめに
「遺言書を書いておけば安心」——そう思って準備された方も多いのではないでしょうか。
ところが実際には、せっかく書いた遺言書が「法的に使えない」と判定されたり、かえって家族の間にトラブルを生んでしまうケースは少なくあ...
津合同公証役場のご案内
津市にお住まいなら、地元の津合同公証役場が窓口になります。津市内で遺言公正証書を扱う公証役場はここ1か所。まずは場所と連絡先を押さえておきましょう。
🏛 津合同公証役場
住所
〒514-0036
三重県津市丸之内養正町7番3号 山田ビル1階
公共交通
近鉄「津新町」駅から徒歩約10分
JR・近鉄「津」駅から徒歩約25分(バス利用も便利)
お車の場合
専用駐車場はありません。周辺の有料コインパーキング(リパーク津丸之内養正町・特P 西丸之内など)をご利用ください。
取扱業務
遺言公正証書、任意後見契約、各種契約書の公正証書化、定款認証、確定日付など
⚠ 当日いきなり訪問しても作成できません
遺言公正証書は事前打ち合わせを経て作成するため、当日飛び込みでは対応してもらえません。電話または予約フォームでご相談予約を取り、遺言の内容や財産の概要を伝えてから書類準備に入ります。打ち合わせから作成完了まで、内容によっては数週間程度かかると見ておきましょう。
💡 体調や年齢で出向くのが難しい方へ
入院中・施設入所中・体調がすぐれないなどの理由で公証役場に出向けない場合は、公証人がご自宅・病院・介護施設まで出張して遺言公正証書を作成することもできます。ただし、公証人の日当(1日2万円・4時間以内なら1万円)と現地までの交通費が必要です。
当日までに準備しておきたい書類
「何を準備すればいいですか?」とよくお問い合わせをいただきます。基本的には、ご本人を証明するもの・相続関係がわかるもの・財産がわかるものの3種類です。ご遺言の内容によって追加されることもあるので、最終的には公証役場との打ち合わせで確定します。
📋 必要書類チェックリスト
① ご本人を証明する書類
印鑑登録証明書(発行から3か月以内)と実印、または運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど顔写真付きの公的身分証明書
② 相続関係を示す戸籍
遺言者と相続人の関係がわかる戸籍謄本(必要に応じて改製原戸籍・除籍謄本も)。津市役所では本庁および各地区市民センターで取得可能です。
③ 相続人以外に財産を渡す場合の書類
お孫さん・お世話になった方・法人などに遺贈する場合は、その方の住民票(法人なら登記事項証明書)が必要
④ 不動産がある場合
登記事項証明書または登記識別情報通知(権利書)と、固定資産評価証明書または納税通知書。津市内の不動産であれば津市役所で固定資産評価証明書を取得できます。
⑤ 預貯金・有価証券などの資料
通帳のコピーや口座番号メモ、証券会社の取引残高報告書など。完全な残高は不要で、対象となる財産が特定できればOKです。
⚠ 当日は証人2名の立ち会いが必須です
公正証書遺言の作成には証人が2名必要です。ただし、推定相続人・受遺者(財産を受け取る予定の人)・これらの配偶者および直系血族は証人にはなれません。お知り合いに依頼できない場合は、公証役場で証人を紹介してもらえます(謝礼が必要)。当事務所のような専門家が証人を務めることも可能です。
2026.05.22
はじめに
遺言書を作ろうと思ったとき、「どんな書類が必要なの?」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
遺言の種類によって必要な戸籍の範囲は異なります。また、財産を渡したい相手が相続人(子・配偶者など)か...
公証人手数料はいくらかかるか
「公証役場って高そう…」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。実は手数料は法律(公証人手数料令)で全国一律に決まっていて、津合同公証役場も他の公証役場も同じ金額です。渡す財産の価額によって段階的に変わる仕組みになっています。
1,000万円超〜3,000万円以下
23,000円
3,000万円超〜5,000万円以下
29,000円
📋 手数料はこう計算します
公正証書遺言の手数料は、受け取る人ごとに別々に計算し、それを合計した金額になります。さらに、遺言全体の財産価額が1億円以下の場合は、合計額に13,000円が加算されます(これを「遺言加算」といいます)。このほか、正本・謄本の交付手数料(数千円程度)も必要です。
💡 ケース別の手数料(イメージ)
例1:奥さまに3,000万円すべてを残す
23,000円+13,000円(遺言加算)= 36,000円例2:お子さん2人に2,000万円・1,000万円ずつ分ける
23,000円(2,000万円分)+17,000円(1,000万円分)+13,000円(遺言加算)= 53,000円
作成日までのスケジュール
「思い立ったらすぐ作れる」と思われがちですが、実際は準備期間を含めて1か月以上かかることがほとんどです。慌てずに進められるよう、全体の流れを押さえておきましょう。
遺言の内容を考える・財産目録を作る
ご自身がお持ちの財産(不動産・預貯金・株式・生命保険など)を一覧にして、誰に何を渡したいかを書き出しておきます。この段階でご家族や行政書士と相談しておくと、後の打ち合わせがスムーズです。
津合同公証役場に連絡して相談予約
電話または予約フォームから連絡し、相談予約を取ります。このときに遺言の概要と財産規模を伝えておくと、必要書類を具体的に案内してもらえます。
必要書類を集めて公証人と内容を詰める
戸籍謄本・印鑑登録証明書・不動産関係書類などを揃えながら、公証人と遺言の文案を詰めていきます。複雑な内容であれば、打ち合わせを複数回重ねることになります。
証人2名を確保する
作成当日に立ち会ってもらう証人2名を決めます。ご家族の中から選べないことが多いため、行政書士などの専門家に依頼するか、公証役場に紹介を依頼するのが現実的です。
作成当日:津合同公証役場で遺言を完成させる
遺言者と証人2名で津合同公証役場へ赴き、公証人が遺言内容を読み上げます。内容に間違いがなければ署名・押印し、遺言公正証書が完成します。原本は公証役場で保管され、ご本人には正本と謄本が交付されます。
2026.04.14
はじめに
「遺言書を書こうと思ったけど、まず自分の財産を整理しないと…」
「親が亡くなったけど、何がどこにあるかわからなくて手続きが進まない」
どちらの状況でも、最初に必要になるのが財産目録です。財産がどこに・どれだけ...
ご自身で進めるか、専門家に任せるか
公証役場とのやり取りは、ご本人だけでも進められます。ただ、内容が少し複雑だったり、書類集めにまとまった時間が取れなかったりすると、途中で止まってしまう方も少なくありません。「自分でできそうか・難しそうか」を見極めるところから、お話しできればと思います。
✅ ご自身で進めやすいケース
・財産が預貯金中心でシンプル
・相続人が1〜2名で関係が明確
・遺言内容がほぼ決まっている
・平日昼間に役所へ動ける
・証人を依頼できる知人がいる
⚠ 専門家への相談が役立つケース
・不動産・農地・株式が含まれる
・前のご結婚のお子さんがいる
・特定の方に多く残したい(遺留分の配慮が必要)
・証人を頼める方がいない
・お仕事や介護で時間が取れない
遺言書を作ろうと思われた方は、ご家族のことを本気で大切に想っていらっしゃる方ばかりです。
「あの子に苦労をかけたくない」
「残された家族みんなで、仲良く過ごしてほしい」
——そんなお気持ちを、確かな形で残せるのが遺言書です。
ご家族のかたちは一つひとつ違いますから、教科書通りの答えはありません。
だからこそ、まずはお話を伺うところから始めさせてください。
津市にもご自宅やご指定の場所まで伺います。
お気持ちを聞かせていただけたら嬉しく思います。
行政書士髙橋 大輔
津市の方の遺言作成サポート
遺言書の作成を考え始めると、こんなお悩みにぶつかる方が多いです。
・そもそも何を書けばよいか整理できない
・戸籍・不動産関係書類の収集するのが難しい
・立ち会ってくれる証人が見つからない
当事務所では、ご意向を伺うところから、遺言文案の検討・書類の収集代行・津合同公証役場との調整・当日の証人立会いまでを一括でお手伝いします。津市にもご相談に伺います。「何から始めればいいかわからない」「考えがまとまっていない」——そんな段階で構いません。お話を聞かせてください。初回相談は無料です。
🏛 行政書士(当事務所)
ご意向の整理・文案検討
戸籍収集・相続人調査
公証役場との調整
証人としての立ち会い
⚖ 司法書士(ご紹介)
相続発生後の不動産登記
(2024年4月より義務化)
📊 税理士(ご紹介)
相続税の試算・申告
準確定申告
まとめ
場所
津合同公証役場(津市丸之内養正町)/近鉄津新町駅から徒歩約10分
予約
電話または予約フォームから事前予約が必要。当日飛び込みは不可
書類
本人確認書類・戸籍・不動産関係書類など。詳細は予約時に確認
費用
財産の価額と受取人の人数で決まる(1,000万円規模で3万円台が目安/2025年10月改定後)
証人
2名必須。相続人・受遺者は不可。専門家への依頼が現実的
【免責事項】本記事は一般的な情報提供を目的としており、法的助言を提供するものではありません。手数料・必要書類等は変更される可能性があります。最新情報は津合同公証役場または日本公証人連合会公式サイトにてご確認ください。